What’s Love Got To Do With It
「What’s Love Got To Do With It(邦題:愛の魔力)」は、60年代にアイク & ティナ・ターナーで活躍し、ソロになってからも80年代にヒット曲を連発したティナ・ターナーが1984年にリリースした楽曲。全米チャート(Billboard Hot 100)で3週連続1位(年間2位)を獲得した自身最大のヒット曲でもある。
また、第27回グラミー賞(1985年)においては「最優秀レコード賞」「最優秀楽曲賞」「最優秀女性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞」の3部門を受賞した。
オリジナル Ver.
Tina Turner – What’s Love Got To Do With It
- 曲名
- What’s Love Got to Do with It(邦題:愛の魔力)
- リリース
- 1984年
- 作詞・作曲
- Terry Britten, Graham Lyle
- ヴォーカル
- Tina Turner
- ギター、コーラス
- Terry Britten
- キーボード
- Nick Glennie-Smith
- シンセサイザー
- Billy Livsey
- パーカッション
- Simon Morton
- コーラス
- Tessa Niles
彼女の歌唱力はもちろんだが、アレンジの良さも際立つ。レゲエ風味のリズム、Terry Britten(本作の作者のひとりでプロデューサーでもある)の空間系エフェクター(コーラス?)を効かせたギターや、途中で出てくる Billy Livsey によるハーモニカ風のシンセサイザーのソロが印象的。

彼女がソロになってからの代表作と言えば真っ先に思い浮かぶのがこの1枚。1984年リリース。表題作「プライベート・ダンサー」はダイアー・ストレイツのマーク・ノップラーの作品。参加ミュージシャンも豪華で、ダイアー・ストレイツのメンバー(マーク・ノップラー除く)やジェフ・ベックが参加。「Billboard 200」3位、ビルボードのR&Bアルバム・チャート1位。
カヴァー Ver.
Bailey Pelkman – What’s Love Got To Do With It
- 製作年
- 2018年
- ヴォーカル、ギター
- Bailey Pelkman
本家と声質が全く違う歌声 & ギターの弾き語りという二点で個性を発揮する Bailey Pelkman のヴァージョン。演奏が始まると、その場に寝転んで聴いている(?)犬がかわいい(w)。余談だが、以前からいろいろな動物が音楽というものをどう捕らえているのかには非常に興味がある(牧場でアコーディオンを弾いていると寄ってくる牛とか)。

「What’s Love Got to Do with It」は未収録だが、彼女の透明感のある声を活かした良質のカヴァー曲集。「Covers Ⅱ」もオススメ。
Hailey Tuck
- リリース
- 2018年
- ヴォーカル
- Hailey Tuck
こちらもアコースティックギターの伴奏によるヴァージョン。ジャジーでアンニュイな雰囲気が良い。

ティナ・ターナー「What’s Love Got to Do with It」やビヨンセの「Love on Top」などをノスタルジックなジャズテイストでアレンジしたミニ・アルバム。