初めての洋楽アルバム
小僧が初めて聴いた「洋楽アルバム」は、物心ついたときにはすでに家にあった「CBS/SONY ギフトパック・シリーズ」のシカゴ2枚組である。
別に親が洋楽好きというわけでもなく、知り合いの電器屋さんに何かのおまけでもらってきたらしい。
当初は家に古い卓上プレーヤーしかなくて初めはモノラルで聴いていたのだが、後に我が家にステレオが来た際、シカゴの「ロウダウン」と言う曲のイントロで右にギター、中央にベースとドラム、左にオルガンと分かれて音が鳴ってる事に大変驚き、急いで親に報告しに行った(w)記憶がある。
楽器毎にチャンネルに振り分けるなんざ今となっては素人の DTM でも普通にやっていることだが、ステレオ録音を聴くこと自体が初体験だった小僧にとってはカルチャーショックとも言うべき出来事であった。
当然学校でも友人たちに興奮気味に報告し、その当時まだステレオがある家は珍しかったので、週末に友人たちが我が家に集まることになった。
その際、とある事件が発生するわけだが、それはまた別の話……。
想い出の1曲
Lowdown
- 曲名
- Lowdown
- リリース
- 1971年
- 作詞・作曲
- Peter Cetera, Danny Seraphine
- ヴォーカル / ベース
- Peter Cetera
- キーボード
- Robert Lamm
- ギター
- Terry Kath
- ドラムス
- Danny Seraphine
- トロンボーン
- James Pankow
- トランペット
- Lee Loughnane
- サックス
- Walter Parazaider


70年代に CBSソニーから発売されていたギフトパック・シリーズ(LP 2枚組)。シカゴのデビューアルバムから3枚目くらい(?)までのオムニバス・アルバム。
ちなみに当時の日本では、今となっては珍しい日本語ヴァージョンもリリースされた。もう1曲「Questions 67 & 68」でも日本語で歌っているが、それだけ日本で人気があったのか、メンバーが日本びいきなのか、はたまたレコード会社のゴリ押しか……。
Lowdown(日本語Ver.)
日本語版の「ロウダウン」。明るい曲調とは裏腹に、涙無くして聴くことのできない歌詞である……。そしてなんと(!)日本語版の作詞(訳詞?)はフォーククルセイダーズの北山修大先生なのであった。ちなみに当時これを聴いたファーストインプレッションは「意外に日本語ってロックのリズムに乗るなぁ」だった。